静岡県三島市平田にあるいのうえ内科・リウマチ科です。関節炎疾患・膠原病疾患等でお悩みの方はぜひご相談下さい。

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開業8周年で思う事

 2016年4月1日からスタートした当院ですが、やっと8周年を迎える事となりました。思えば開業5周年時に新型コロナウイルス感染症が出現し、清水町の医療センターが突如リウマチ・膠原病科を立ち上げ、一昨年辺りから富士宮市に新しいリウマチクリニックが出現し、当院と、順天堂静岡病院の患者さんの流れに大きな影響が出てきました。

 それでも、口コミサイトで1位になったり、それなりに大きな評価を頂けますのは、ひとえに現在通院中の患者さまや、意外に他院に移動した患者様の口コミのお陰だと思います。皆様本当に有難うございます、これからも宜しくお願い致します。

 当院によくある困った患者様で多いのが、病態が落ち着いているから、当院まで通院するのが大変だから近所の病院で薬だけ貰おう、と考える方です。そうお考えになる患者さん様は関節リウマチという疾患、膠原病という疾患を大きく勘違いされていると思われます。

 まず、抗リウマチ薬、免疫抑制剤は生活習慣病で投薬される薬より副作用が多く出現します。出現した際、一般内科の先生達にはまったく判りません。説明しても口をあんぐりとされて動きが止まると思います。

 そして、専門医に通院する理由は、痛みが取れる事では有りません。端的にいえば、今は強い薬が沢山あるので、専門医を取り立てで、普段関節リウマチの臨床に慣れていない先生でも、生物学的製剤を投薬すれば劇的に疼痛が無くなることもあるでしょう。そんな事は専門医でなくても、臨床に慣れていないくても、誰にでもできます。

 専門医の腕の見せ所は、薬の副作用の発見、処方内容をどれだけ変更できるか、変更後も関節症状の良い状態をそれだけ保てるか、だと思います。

 リウマチ診療は対応を間違えると10年から20年の寿命が変わると言われています。当院に通院して落ち着いているのは、患者さん方が気づかないでしょうか、上手く微調整をしているからです。監視をしているからです。同じ処方をして貰っている筈なのに、他院に移動した途端に関節リウマチが悪化し戻ってくる人は沢山います。よく考えてください、頻繁に検査をしていますか、患者さんの体を直接診察して貰えていますか?まったくされていない事例が後を絶ちません。皆さん悪くなって戻ってきます。

この地方には、専門医資格だけ持って、資格を更新しているか定かではないですが、また関節リウマチは完解するとデマを流している先生が存在します。専門医を名乗り、メトジェクトを皮下注射してもその副作用すら把握せず、副作用が出ているのに打ち続ける先生がいます。メトジェクトと生物学製剤の皮下注射製剤を両方打たせるサディストのような先生が確かに存在します。

その様な先生たちは、本当の意味で専門医なのでしょうか。資格さえ持っていれば本当に良いのでしょうか。

 副作用が全くない、疼痛もない状態が継続する事は当院ではよくある普通の光景です。よく考えて、移動するしないを検討してください。

院長でした。

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2024年3月29日

八代亜紀さんの死で考えた事

 とある患者さんが、心配で夜も眠れなくなり来院。その人は先日膠原病を疑い来院し、膠原病はないですと、とお話して帰宅させた方。しかし、採血結果の抗核抗体に検査結果として『40倍(+)』と記載されていたため、何故か自分は膠原病の可能性が有る事を見落とされていると勘違いし、不安になり再来院した。なぜなら、『演歌の女王』八代亜紀が膠原病の急速進行性間質性肺炎で亡くなったから。

 この検査会社の『抗核抗体40倍陽性』という記載、本気でやめて欲しいと専門医達は考えている。抗核抗体は、少なくとも私が医師になったのが20年数年前だから、その事から80倍以上でやっと陽性と考える膠原病の指標である。80倍でも、膠原病の診療症状がなければスルーするような指標である。なのに、なぜ、40倍から陽性と検査会社は記載するのか。謎である。更に数年前からCRPも0.16以上から陽性とした。CRPが0.16だろうと、0.2だろうと我々には知った事ではないし、誰も困らない。これでは、世の必要以上に考えすぎる患者さん達が心配しすぎて夜も眠れなくなるではないか!!

 今日(こんにち)、膠原病診療については、診断能力も、検査も、大分進歩している。しかし、私が医師になった頃から現在も、一部に疾患はやはり死んでしまう。幾つかある疾患の一つが、間質性肺炎の急速進行するタイプである。

 中でも、皮膚筋炎で、筋炎症状が乏しく、ゴットロン兆候など皮膚所見があり、抗Jo-1抗体が陰性で急速進行性間質性肺炎があるものを昔から『アミオパティック』と言い、予後不良とされていた。最近では抗MDA5抗体が陽性である事が多いらしい。しかし、治療をやり慣れている人間なら皆知っている事であるが、女性は意外に助かる。勿論担当医は男性でも女性でも関係なく真剣に治療を行う事は同じである。でも女性は助かる。致死レベルに至るのは多くが男性である。

 なので、急速進行性間質性肺炎をよーく知っている人間から見たら、八代亜紀が死亡したニュースは、不運なニュースなのである。彼女が死んだのは、2次性肺炎が起きたりして、本当に運が悪かったのか。それとも、どこの医局で治療したのだろうか。私が知る限り、この手の治療を得意とする先生は少なくはない。有名人は、現在は教授になった東邦のK先生、論文を沢山持っている。私の元病棟指導医のN医大のG先生、大出世したよなー。やはり論文を沢山持っている。勉強会でお世話になった元新宿社会保険中央病院(現山手メディカルセンター)部長のT先生、静岡県内にいる呼吸器内科界のトップランナーは浜松医大の教授だろう。私が知るだけで有名所がこれだけいるのだから、もっといるだろう。この分野は花形分野だから、治療の成功を武勇伝にする先生は多い。

 しかし、成功が『確実』的なのは、恐らく私が↑に名前を挙げている先生達でしょう。論文を書いている人たちってこと。後の人たちの成功は、料理本を読むように論文を読んでやったまぐれ当たり。だから、誰が八代亜紀を治療したんだろねー、って思うのである。

詳しい話を聞きたい方は是非診察室で相談してください。電話では対応いたしません。あしからず。

院長でした。

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2024年1月14日

外国産グルタチオンと添加物入りのビタミンC点滴

当院ではグルタチオン点滴を実施しております。コロナ禍以降、ふと沸いたワクチン後遺症(新型コロナ、子宮軽頸癌ワクチンなど)の副作用の為の治療として需要が増えました。需用がふえると、厚労省から文章が一斉に流されてきます。

グルタチオン点滴にいれるタチオンが需要が急に増えて、品薄状態になってるので、不正利用(大量静注の事だと思います)をしないよう、との伝達です。

同時期に流れてきたのが、日本より西側のアジア圏にある国で作られているグルタチオンのバイアルがあるよ、買わない?というチラシ。1バイアルは600mgとの事。ゆえに、600mgからを初回投与量にしている医療施設はきっと某国製のグルタチオンだと思います。これ無茶苦茶安いんですよ。

当院で点滴しているのは、きちんとした国産正規品です。こんなに品薄になるまえから取引が一定額あるのでセーフでした。卸さんがかき集めてくださります。

 大量静注ビタミンC療法のレジメですが、点滴療法研究会のレジメのスタートは6000mgではありません。ビタミンCも無添加保存料ゼロの本物のビタミンC点滴で6000mgからというレジメは無いと思います。12.5~50gが美容で使用する単位です。単位が小さいビタミンCは多分保存料が沢山入っているものだと思います。その様なものを大量に点滴すると体に良くないのでやめましょう。

院長でした。

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2023年12月17日

リウマチの不思議な治療方法

開業し関節リウマチ診療を主で行い、早8年近くが経過します。そろそろ私がどこで仕事をしていたか判らなくなり、J大や医療センターのSM大のほうがもてはやされている気がするのはやっかみでしょうか(笑)

さて、久しぶりにJ大のクレーム対応でした。しかも、担当医は、平素からあまり悪い印象のない先生でした。一体何が悪かったのか、良い先生なので、余計に興味を持ち患者さんの話を傾聴しました。

患者は医療従事者でした。11月末にJ大初診。当院には12月13日来院。抗体値は高いけど炎症反応も所見も地味でした。なのにプレドニゾロンを10mg処方し、すぐ7.5mgに減量してメトトレキサートを併用開始、メトトレキサートの効果を確認する前に、生物学的製剤の説明をして同意書にサインをさせて、そんな高額な医療は受けられないと患者がごねると限度額制度の書類を作らせる段取りの良さ。

段取りが良い事を誉めているのではなく、寧ろこの手の段取りの良さは誉めてはいけない。

関節リウマチと診断したら、男たるものステロイドで逃げの手を打たず、メトトレキサートをさっさと処方するだろう。メトトレキサートの血中濃度の上昇は2週間から8週間で、その間痛み止めとか処方して、治療はシンプルに進めていくものだろう。普通のリウマチですぐに命を取られる事は無いのだから、そんなに慌てて処方内容をコロコロ変更し、患者に恐怖を煽る必要はないだろう。どうしたんだ?J大外来に従事した事があるが、あまりこの様な治療展開だったカルテを私は見た事がない。

ちょっと考え対応。多分論文でも作りたかったのか。J大は大学病院だし、研究機関だし、製薬会社からSLEのBIO製剤でもスタディをやるために沢山処方していたと聞いたことがある。でも、リウマチでなんのスタディをするのだ?次にその患者さんが来院したら聞いてみようと思うが、生物学的製剤はなんだったのか。プレドニンを10mgも処方し、畳みかけるようにメトトレキサートを処方し、すぐにBIO製剤を処方し、何を目指していたのか。多分、そんな攻め攻めの対応をする目的は『臨床的寛解』を作る事だろう。そう、私が大嫌いなインチキフレーズである『臨床的寛解』。たった2年間ではなく、是非10年間追跡で研究をして欲しい、『臨床的寛解』。10年まで見れば『臨床的』寛解率は間違いなく0%に向かっていく筈のインチキフレーズ。そうかもしれないし、違うかもしれないし、間違えていたら本当にごめんなさい。

研究をする事が悪いとは言わないが、思ってしまう事がある。強引にでもスタディを作り、研究をし、論文を作るようにしないと確かに大学病院では生き残れない。それは自分が大学病院にいたからよーくわかる。しかし、実臨床に沿っていない論文は後世で必ず廃れている。

しかし、その為に、普段の診療で絶対やらないような処方の手を打ってはいけない。治験ならまだしも。臨床研究は患者さんが医療費を払うのだから。

限度額制度は年々基準が厳しくなるし、BIO製剤は年々価格が安価になる。結構設定限度額には引っかからないのだ。どうしても治療に必要なら当院も限度額制度を利用しながら生物学的製剤もやむなしだと思うが、ACRやEULARガイドラインで、たった1か月以内でそんな攻めた治療をしろと提唱しているか?していないだろ。

関節リウマチ患者を5年10年と長く対応をすると、ぶつかる壁の一つに肝機能障害をはじめとする薬の副作用というものがある。だからこそ治療はなるべくシンプルにまとめるのに越したことはないのだ。

後、世の中の全く分かっていない人達に言いたい。大学病院だから、大きな病院の部長だから、臨床が上手い訳ではないのよ。開業医だから大病院より医療技術が舌ではないのよ。25年前から合併症のない関節リウマチで入院はまずないのよ。重症ならちゃんと相応しい施設に紹介します。私はリスクを抱え込んだり、リスク判定が出来ない医師では有りません!J大にも何人も紹介しております。

因みに加算は大病院と比較して、クリニックのほうが取れない加算が多いのでクリニックのほうが通院コストはお得です。うちは東京女子医大の外来スキルで仕事をしているのだから、本当にお得なんだけどなあ、とぼやいてみた。ボヤキが多くてごめんなさい。

院長でした。

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2023年12月14日

リウマチの完全完解の闇

現在のリウマチの治療は2000年以前と異なりリウマトレックスの処方パターンの安定、生物学的製剤、分子製剤の出現で、コントロールの良い患者さんが増えてきました。

そこに来て、生物学的製剤を売る製薬会社が、学会内の医局何か所かに働きかけ、『早期発見早期治療』を行うと、関節リウマチは『完解』する、という夢のような目標を作り、スタディを沢山作りました。

国内のK大を始め、何か所かの施設で研究がされましたが、結論から話をすると、自然完解率は3割でした。

この3割という数字は、元々あった数値でした。何も『早期発見・早期治療』などしなくても、お高い生物学的製剤を併用しなくて、得られるデータでした。

更に、多くの論文の『完解』のニュアンスがおかしいのです。

普通、完解というと、がんの治療の完解を想像します。そうです、この言葉は元々がん診療で使われていた言葉だからです。それを2010年以降関節リウマチにも用いで、多くのスタディが組まれ、発表されました。その結果リウマチの『完解』の意味は大きく湾曲し、『内服薬を投薬された状態で関節炎の症状がなく、レントゲン上関節破壊の進行の無い状態』を『完解』と表現するようになりました。

本来の意味の完解を、『ドラックフリー完解』というようになりました。

たった2年間の生物学的製剤のスタディで、内服薬を内服し、生物学的製剤を中止出来た人が3割なのです。

ここで、何を言いたいのか、というと、『完解をめざして』高額な医療費を使い、『完解』になったので、通院しなくてよい、と発言する専門医を名乗るリウマチ学に関して素人医師の言葉を絶対に信用しないで欲しい、という事です。

関節リウマチの研究はまだ解明されていない事が多く、『完解』という概念の研究もまだ20年程度で、結論すら出ていないからです。

私は開業をし8年近く経ちます。私の投薬が奏し、疾患活動性が停止している患者さんは沢山います。私は疾患活動性が停止していることが当然だと思っております。それを『完解』とは考えません。本来のがんでいう『完解』とは全くニュアンスが異なるからです。薬を使って活動性を止めることが治療の最大の目的なのに、薬を外せば7割の方が再燃し、その7割が治療を中止した時より治療が増えているという有名なデータがACRのガイドラインにも登場します。

当院にも、生物学的製剤を併用し、詐欺達のいう『完解』(薬を投薬した状態で疾患活動性が止まっている方)を得て、生物学的製剤を中止し経過観察をしている人は沢山おります。8年間見ておりますが、結局ほぼ全員『再活性化』し生物学的製剤を再開しました。

当院で治療をし、治ったと勘違いする患者さんが、男性を中心に沢山います。当院を飛びだし、再燃し、他院に通院し、どうにもならなくて戻って来た方達は、全員がレントゲンで新規骨びらんを確認しています。関節破壊のため可動域制限がでている関節が有ります。

昔から関節リウマチの活動性は人それぞれであり、まったく治療しなくても指1本だけ変形して活動性が終了する人もいます。一方全身関節炎が何十年経過しても活動性が落ち着かない人もいます。活動性そのものが人それぞれなのに、せっかく投薬で活動性を停止させているのに、投薬を止めて本当に一生ドラックフリーを得る事が全員に出来るのでしょうか。

どうか『完解』という言葉に惑わされず、ちゃんと通院し、活動性が停止している状態で、薬の副作用がクリアされた状態を維持してください。

院長より

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2023年12月2日

人権団体の、闇?

本日は休日です。ちょっと驚くようなトラブルに巻き込まれ、意外な事実に気づいたので投稿します。

本日、定刻に約束がある用事があり、外に出たとき、苗がしおれていたのでホースで水を掛けてから車に乗ろうを思った時、とある人権団体のビラを撒く女性に絡まれました。

お話を聞いてください、と言われましたが、私は急いでいたので、「申し訳ないのですか、急いでおりますので。」とお断りをしました。

その後、駐車場にチェーンを超えて入ってきて、呪文のようにクレームをぶつぶつ言い出しました。本日は診療所は休診日なので入ってこないでください、と私は説明しました。

いそいそとガレージから車を出そうとすると、女性の自転車が出口を塞いでおり、女性は私の車のナンバーを写メに撮っていました。

私は、運転しようとした車を降りて、再度抗議しました。「あなたはビラを配り人権の為に活動されていますが、私の人権を守ってくださらないのでしょうか。」女性は、ぶつぶつとそのような事はしていませんー、私たちは三島市にもちゃんと許可を得ている団体でーす、と言い去っていきました。

その後、近所の薬局の門前に行ったのを目撃したので、用事が済んだあとその薬局に相談し、ビラを貰いました。

そのビラは3枚。ビラの発行元は、『集団ストーカー被害者の会ネットワーク』、『NPO団体 組織犯罪STOPの会 静岡県三島市社会福祉協議会ボランティア団体』、『安心・安全防犯ボランティア』の3枚でした。厳重抗議をするため、それらビラに記載されてた電話番号やアドレスをたどりました。

1か所は代表者がすぐ出ました。個人で活動している団体で、自身は何も知らない。ビラは勝手に利用されるのが実情だそうです。もう1か所は実在する団体のHPがありました。しかし、2019年から活動をしてませんでした。もう一か所のHPは明らかに実在とは別のサイトでした。釣りサイトです。

要は、あの女性は、実際の人権団体のボランティアではなく、ボランティアを装った詐欺師である可能性が有るということです。車のナンバーを写真で撮影されましたが、ちょっと怖いと思いました。三島警察署に相談しました。私に絡んだあの女性は、この地域を物色している泥棒集団の手先の可能性も有ると思います。

皆さんも、人権団体のビラを配る人には近づかないほうが良いと思います。防犯の為にくれぐれもご注意を。

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2023年8月31日

Googleという便利な店舗攻撃のツールとそれにつけ入る人たち

私は基本的にGoogleの口コミを見ない。エゴサーチをするような性格なら、普段から発言に気を付ける(笑)

しかし、偶に検査をしていると、自分のクリニック名が予期せぬ所で登場し、★の数をみる。一時期ほったらかししていていたら3まで上昇したら、今日見たらまた★を減らしていたので、どれどれと読んでみた。

投稿は、どれも、名誉棄損レベル・・・。

一時期の口コミとは異なり、最近の口コミは良く書けている。それは他院の口コミにも当てはまる。三島市内の先駆者的なカッコいい女医さんも、口コミでけちょんけちょん。女医ははっきり自信をもって回答したらいけないんでしょうか。セクハラだと思います。私に叱られた事がある人達が、恨みをもって色々書きこんでいるのが良くわかる。多分2件は昨年まで勤めていた元従業員・・・。リウマチ患者を装い投稿しているが、ほころびがある。

私を名指しで侮辱をする。しかも本名を明かさず、遠い所からSNSを利用してリベンジするくらいなら、堂々を言えばいいのにね。

なので、ここで何がおかしいか、晒してしまいます。

事例1:じゅり

「病院の中はとても清潔感のありとても、好感のもてる雰囲気でした。受付の方も皆、優しい方達でした。そして、いざ診察してもらおうと、先生は名医なんでしょうが、とても物事をはっきり言う方でした。何も知らない私は、鼻で笑われている感じでとても怖かったです。心の声をズバズバ言う方。と言う、印象です。受付の方の文句を、患者の私に言われても困ります。患者に寄り添うという感じではないと思いました。もういく気はないです。」

『何も知らない私』は、少なくともSNSのやり方を知っていて、Googleに投稿する事がサクサク出来てます。度胸と学習能力がないと女性では中々できません。偽名まで使っておりますのでGoogleのシステムに精通された方です。本当に『何も知らない私』なのでしょうか。SNS社会を生きている方は、ネット環境でだいたいの事を調べることが出来すはずです。

私は、心の声を隠さず、ズバズバ言う方です。医療現場は未だに男性社会で、我々はそこで生きている訳ですから、強いですよ。当然でしょう。普通のメンタルの女が一人でクリニックを運営しますか?

そして、この投稿で珍しいのは、事務員を褒める事です。うちの事務員は、釣銭間違いから始まり、かなりやらかしておりますが、そんなに感じが良いですかね。(ここ1年間働いてくれている子たちは皆天使ですが、)リアル環境で事務員を批判する人が多いのに、不思議です。

私が『ものごとをはっきり言う方』とか、『名医なのでしょうか』という投稿をしている時点で私を知っている方だと思います。1日目の診察でズバズバ言うとは思えません。1回目の診察は問診を取る診察です。ひたすら聞き役。これは医療の鉄則。そして誰も褒めない事務員を褒める。投稿者がどんな方か察しが付きます。投稿内容に医療行為に関係のある情報がないですよね。患者さんならある程度わかるからもう少し書けそうですよね。

事例2 ビーンズ

『自宅近くにリウマチ専門医がないのでこちらを受診。予約制だけど2時間待つことも珍しくないので予約の意味なし。自己注射を処方してくれる病院が他にあれば是非そちらに移りたいと思っているけど、近隣にはなさそうなのでこれからもここに来るしかない。他の方が言うように威圧的。受付の人にも怒鳴り散らす程ヒステリックなので毎回行くのが嫌になる。』

地元の方達なら、お分かりですよね。静岡県東部は人口が少ないわりに、最近リウマチ科外来が増えている事を。整形外科も加えたらリウマチを診察する先生は大勢おります。なので、投稿している人は静岡県東部地域を知らない方です。また、最近のうちに来ている方達も急患の多さ、新患の多さ、次々と来院するのを断らずに淡々と対応している事を知っております。『混んでいる事を覚悟できております。』と予約の時間決めの時にそうおっしゃって帰宅される方が多く、私たちは助けられております。

後の『ヒステリック』『威圧的』も否定しません。自分の性格にはその様な部分が確かにあります。しかし、多くの患者さんはそれだけでない事も十分知ってます。ネット環境で私か、私と同姓同名の別の方と喧嘩をして口でコテンパンに負けた方でしょうか。それか、医師で、私が繁盛しているのは、他にこの地方にリウマチ専門医がいないからだ、と僻んでいる方かもしれません。この地方のリウマチ診療科を真剣に検索したことがない方であることは間違いないので、絶対に患者さんではないでしょう。

何故なら本当に患者なら転院すればそれですっきりする訳ですから。友達に聞かれたら教えるだけで、ネチネチとネット環境に晒さないと思います。

事例3:清水みいこ

『他の病院でリウマチ診療していましたが、コロナ禍で県外の病院だった為、受け入れて貰えなくなりこちらへ行きましたが、リウマチではない!ずっとお世話になっていた医師の方の批判的な言動を言われ、凄く不愉快でした。そして、現在お世話になっているお医者様へかかった時には手足の指の変形・炎症が進行しているとの事で自己注射治療も併用して治療しております。』

この話の不思議な事!半年間前の書き込みです。もちろんこの様な氏名の患者さんは当院の電子カルテに登録がありません。今年の2月ならコロナ禍がほぼ終わっております。そもそもコロナ禍でお世話になっている医療機関に行けなくなったのなら、FAXでいきつけ調剤に処方箋流すようを担当医にお願いする方法もありますし、ワクチンも治療薬もあるこの時期ならお世話になった県外の先生の元に通院しようとするでしょう。

この方普段の飲食店の投稿が熱海伊東方面です。沼津市三島市内の飲食店の投稿が現時点で一つもないのです。リウマチに関しては、西海岸にも集客力のある専門医が数名おり、当院に来る途中には名だたる大病院が2件もあります。薬を貰うだけならわざわざ三島の小さな診療所を目指さずともいいのに、そこをスルーしてきたのは、実に不自然です。

しかも、前医に恩があるということは診断治療が適格だったのでしょう。リウマチの骨びらんは数か月では作成させません。早くて半年から1年以上かかります。ましてこの方の投稿では『リウマチではない!』と不愉快な事を言われているので、すぐに他の医療機関に移ったと思われます。なので、骨びらんはどう考えても私の対応のせいではありません。尊敬する県外の医師の責任です。更に、骨びらんについては次の専門医が同じように説明しているはずです。なので、この投稿者はリウマチ患者さんではなく、リウマチ診療に出てくるワードを理解していないまでも聞きかじっていることが有る方です。つまり、伊東方面に移住した当院関係者である可能性が高いということです。該当する人物がおります。

犯人である彼女達には、私のように私立医大に浪人して入学した医師の事を賢いと思ってくれていた事に感謝をします。私は医師になってから自分を偉いと思ったことは一度もありません。患者さんに説明として外してはいけない情報を端的に判りやすく説明するよう、常に心がけております。この地域にも、少し患者が増えただけで横柄になる先生は沢山います。しかし、こんな田舎で評価されても全国区で評価されなければ大したことがないのです。東京に行けば私より偉くて優秀な先生は沢山おります。私など、まだまだなのです。

そして通院されている皆さん、当院はとある口コミサイトで、リウマチ膠原病科部門で静岡県(多分東部)1位だそうです。最近そのような話をされて来院される方が増えてきました。突然来院される新規患者さんや、急患も対応しております。診察時間が1時間前後(だいたい30分から1時間程度とお考え下さい。)遅れる日がたまに有ります。けして毎日ではありません。引き続き暖かい目で見てください。宜しくお願い致します。

院長

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2023年8月24日

悩み

1.周辺医療機関の膠原病疾患、及びのその治療薬に関する認識が酷い。

関節リウマチは外来で治療する時代。関節炎で入院する事例など無いと言っていい時代。たまにニューモシスチス肺炎が起こることがあるが、リウマチではいわゆる免疫不全でおこるのではない。免疫不全にするような投薬を外来診療で行う専門医はまずいない。

2.当院は混雑している?そんな質問を患者さんから受けますが・・・・

混雑の定義が判りませんが、1時間待ちはどこの医療機関でも普通です。医療費が年々削られている昨今、寧ろ待ち時間ゼロですぐに診察してもらえる医療機関は潰れて廃業です。流行っていない医療機関がお好きなら止めませんが、そんな先生は評判が良いのでしょうか、その先生で本当に良いのでしょうか。

確かに、当院は昨年後半から従業員が大きく入れ替わりました。女の子は結婚するので入れ替わりはご容赦下さい。3月から電子カルテを導入し直したため、確かに3月は皆操作に不慣れだったのでご迷惑をお掛けしました。しかし、現在の所、午前中の当日受付が不可能は日は1日も御座いません。受付のリミット時間までにご連絡をいただければ新規患者の診療は可能です。午前中のほうがスタッフが多いので、なるべく午前中のお越しを期待します。(勿論午後枠も御座います。)因みにここ3年間で、満員だった日が思い出せません。満員の日は無かったと思います。このクリニック、経営は大丈夫だろうか(笑)

また『大学病院だったら待っても良いけど、開業医風情だと許せない。』という方がおりますが、それは、開業医の先生に失礼です。医療水準は、例え多職種でもベテランが対応する開業医のほうが高く、若手医師が対応する大学病院のほうが必ずしも高いと言えないと思います。医療機器は充実していますけどね。

3.アクテムラで大腸憩室が出来る訳では無いですよ!直接的に憩室炎が起こる訳でもない。

大腸憩室は、便秘により経年的に出来上がる形態異常です。

憩室炎は盲腸炎の次に多い急性腹症です。アクテムラによる起因される憩室炎がアクテムラの使用で増えたという話を聞いたことがない。

アクテムラのパンフに重症例として掲載されているのは、治験中に1名亡くなった人がいたので、開発者の鶴の一声で掲載された疾患です。多くの教授が反対したのにね。割と有名な話です。

一番悲しいのがアクテムラと憩室炎の問題かな。当院でも今年1名発生し、生きていますけど、他院で起こって当院に転院してきて、前院の事を怒っている人もいるけど、誤解ですよ、と説明しているのに、聞いて貰えない。とほほ・・・。

院長でした。

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2023年5月20日

高齢関節リウマチ症例だからこそ、当院に通院して欲しい。だってリウマチは、痛みを取ることだけが治療のゴールではないから。

開業7年周年を過ぎ、気が付けば私は今年50歳。それは私だけでなく、順天堂大学時代から当院に通院されてきた患者様達も同様に年を重ねる訳です。

そこに来て、偶にこんな患者さんが登場します。

「もう高齢なので、自宅の近くの病院に通院したい。」

そんな患者さんに私はつい言ってしまう、「そんないい病院があるのならどうして最初からそちらに行かなかったのでしょう。」

そりゃそうですよ。頼りない病院だから、当院を選んで来た筈です。高齢者のリウマチの治療はとても厄介です。厄介だらけです。途中で病院が変わっていい事が、有る訳が無いのです。なのに、運転に自信がなくなったから、近くの適当な病院に通院して本当に大丈夫なのでしょうか?リウマチの治療薬は免疫力が低下する成分を含むのですよ。良いわけないですよ。日々のメンテナンスが一番大事なのに、高齢期というもっともメンテナンスの必要な時期に手を抜いて、良いわけないでしょう。

皆さんにお聞きしたい。リウマチ膠原病の治療の目標は何でしょう。

関節痛を取る事でしょうか? 否定はしませんが、痛みがなければいいのなら、お腹いっぱい痛み止めを内服したり、2週間に一回ステロイドを静脈注射したり、内服していれば良いでしょう。でもそれをする人は、この地方にはまだ沢山いるのですが、普通はいませんよね。体がボロボロになりますから。

関節リウマチの治療で一番大事な治療の目標は、以下の通り。

『ずっと今と変わらない生活ができる事!!』

もちろん、年齢には確かに勝てません。それを踏まえ、高齢になって足腰も免疫力も低下しますが、そこを計算して投薬してくれる医師、肺炎が起きたら迅速に対応できる医師に通院する事です。もっと言えば、肺炎にならないよううまくコントロールしてくれる医師に、できるだけ長く通院する事です。

高齢になって通院するなら、内科医で、リウマチ内科専門医で、かつ臨床経験が豊かな先生の元に通院しましょう。私は今年で医師20年目となります。若い時から医局から全幅の信頼を得て重症患者さんを沢山診察して参りました。

私は、高齢者のリウマチ患者さんのお体に合った治療、対応が出来ます。そのために院内にはCT装置もあるのです。肺炎になったらいつでも頼ってください。そのために私は週10コマも外来を開いているのです。

そして、私は肺炎にならない治療のノウハウを沢山知っています。

だから、高齢のリウマチ患者さん達こそ、少し遠くても当院に通院して欲しい。私はそう思います。

院長でした。

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2023年5月1日

新型コロナワクチン後遺症に関して最近変わってきたこと。

当院は、ファイザー、モデルナ社製のmRNAワクチンを禁止しております。

最近ワクチン後遺症で悩んでいる人たちにグルタチオン点滴を行っております。まだ3~4例しか経験しておりませんが、今の所改善傾向を全員が認めています。これで「有効です!」と言い切ったら、昔のあるある大事典というテレビ番組と同じになるので、症例を集めて経過観察をしようと思っております。

もう一つ、二つ。

ワクチン接種により出現する発がんの話、けっこう・・・ですね。思わせぶりではなく、診察室では話をしています。広く世間の人たちに知ってもらいたいとは全く考えておりませんので。

葬儀屋さんの話も聞いていて怖くなりました。どこまで何が本当なのか。でも葬儀屋さんの話は、ワクチンが普及する前にみたドイツの動画の内容ととてもよく似ています。

勿論、BSPOT療法も実施してますし、漢方薬の処方など保険診療も行っておりますので、人に話づらい後遺症の相談に気軽にお越しください。他所の医療機関では馬鹿にされて信じて貰えないようなワクチンの話も、多分私は普通に受け止める事が出来ると思います。

どうして、こんな投稿を年末に投稿するかというと、あるワクチン後遺症の方の診察をしたからです。その方は泣いてました。「他の医療機関でこんな話をしたら、きっと馬鹿にされると思って言えなかった。・・・・。」

医師って、どんな人たちの集団か、って。普通の学習塾や会社と同じですよ。先生や上司の話を素直に聞き入れる子が優等生であり、絶対的に可愛がられる世界ですから、偉いお役人さんの話には院長理事長から全員で右倣えする。特に研修医、後期研修医には反論の自由なんてないし、その時期に教わった知識をベースに生涯診療をする訳ですよ。患者には偉そうに説明し、「ワクチン後遺症なんでものはない!」とか診察室で説教をしちゃう訳ですよ。まったく疑う事もなく。ある意味、馬鹿です。そんな彼らを指導する指導医たちは半分くらい気付いていると思います。でも病院の方針に反対するような指導は出来ない、仲のいい患者さんから質問をされたら本音を吐いていると話は聞きます。開業医はお上の方針に多少反対しても大きな嫌がらせは来ませんが、大きな病院にはきっと巨大ブーメランが飛んでいく事でしょうね。優等生である彼らは表だって反対が出来ない。

開業医も、何が正しい、何が正義かで判断していない先生が多い。他の先生達はどうしているか、周りをみて右倣えしている。このコロナ禍で経営が傾いた内科医は多い。ワクチンが一番率の良い仕事になるので、自分の患者に打ちまくる訳です。でも、巷はもう5回目?うちはノババックスだから来年から3回目だけど。他所の医療施設、介護施設の状況は患者ずてに聞いてますが、大変な事になっているようです。この辺が、理想とポリシーを掲げて仕事をしているか、単に金に汚くてぼろ儲けのためにワクチンを打っているか、実はいい年して研修医に毛が生えた程度の実力しかないかで判断が変わる所でしょうね。私は目先の赤字より3年目以降掛かりつけの患者たちが死滅して廃業となるのが怖いので危険な賭けをしませんでした。そんな小さな度量の医者です。

ワクチンが本当にコロナ感染に効いているかどうか、昨年の統計と今年の統計を自分で検索してよく確認してください。ワクチン接種者の感染率を確認してください。そもそもです。近所の知り合いの話を鵜呑みにせず、子供たちが打つなと言っていたらその意見に従ってください。もし5回も打ってしまった人は、取り返しがつきませんが、年3回程度人間ドックを受けるようにしてください。

では、来年皆さんに明るい話題が沢山ありますように。

R4年最終診療日

院長

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2022年12月28日

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