関節リウマチで当院に通院中の患者様が、関節症状が出た時の対応に関する説明
当院に通院中の患者様が関節症状が出現した際、何故か当院に相談をせず、整形外科を受診し人工関節などの手術を強要されるケースが後を絶ちません。
何処の整形外科とは言いません。しかし、順天堂や市立病院はその様な事はしません。
一方、勧められるがまま人工関節置換術を受け、その後の影響で異なる関節に影響が波及し、疼痛が取れないために病院を転々としている患者さんが実に多い地域です。
当院に関節リウマチで通院しているのですから、関節症状は最初に院長に相談をして下さい。
未だに誤解されている人がおりますが、当院は掛かりつけの患者さんの緊急もちゃんと対応しております。予約制イコール緊急をみていない訳では有りません。予約の合間に院長自ら電話相談も受けておりますし、救急車要請、処置室で治療をしながら外来を同時並行で実施しております。
予約制なのに待たされるという悪口をGoogleで拝見しますが、理由はその時々によりますが、院長は皆さんの想像以上に裏で診察以上の仕事を行っております。
また、当院受付事務が対応を渋るというクレームも聞きますので、看護師でも良いですので、何なりと声を掛けてください。(当院看護師も忙しい事が多いですが、事務員より心に余裕がありますので)
院長が手塩に掛けて治療をしている患者さんが簡単に人工関節になるはずが有りません。当院に通院しているのにノーコントロールになるなど、絶対にありえません。大抵はリウマチが完治したと勘違いして動きすぎたため、一時的に増悪しているだけです。当院に通院していれば、安静だけですぐに改善する筈ですし、
私は、人工関節の適応の判断が出来ない様な、世間に良くいるダサいリウマチ専門医ではございません!!人工関節の適応など、私が判断します!!
院長より
2026年5月30日
気軽に新設されたリウマチ外来に要注意
当院の建設に拘わった建築業者の担当が最近口にする『リウマチ外来が本当に増えましたよね、でもどこもメインが内科なんですよ』それくらい、勘違いしている開業医がリウマチ科外来を始めている。しかも保健所で登録を変更せず、ネット掲示でこそこそと。違法にはならないの?
本日患者がいった、大岡の内科系開業医が月1回でリウマチ専門医が診察をするからそちらに転院したい、家から通えるから~
私は反対しました。
理由は沢山ある。一番の理由は、急変したら誰が対応をするのか問題です。
肺炎になりました。月1回、週1回しか来ない専門医大先生が対応してくれません。そもそも緊急で来院したリウマチ科掛かりつけが異常か異常ではないか、誰が普段判別するのでしょう。入院受けれ先を東京からアルバイトでいらっしゃる専門医先生が探す事が出来ますか?週6日なのか、月30日なのか、その間に何かあったら、生活習慣病しか普段診察していない先生に細菌性肺炎なのか、間質性肺炎なのか、非結核性抗酸菌症なのか、結核なのか、癌なのか、判断できるのでしょうか。考えるまでもない事ですよね。ニューモシスチス肺炎だったらどう対応をしたらいいかご存じなんですかね。誰が診断し、誰が受け入れ先を交渉するのですか?考えただけで怖い事しか思いつきません。
しかも、肺炎でもない、よく判らない両足の浮腫み、よく判らない湿疹、出てきて掛かりつけの患者さんが出てきたら『リウマチ学』を想定した対応が出来ますか?院長先生しかいらっしゃらない日は全く対応しないんですか?では近所の町医者の皮膚科医さんなら診察が可能なんですか?
リウマチ科を甘く見るんじゃないよー!と言わせて頂きます。
因みに、当院もですが、他所の施設で雑に管理されている患者さんの肺炎を始めとする不具合は対応致しません。同じ事はJ大学、N市立病院も同様です。Iセンターさん辺りが患者さん集めでちょっとタッチする事が有るかもしれませんが、火曜日だけだと思います。その病院で生じているアクシデントはその病院で全て完結して頂いてください。私が構築している肺炎ネットワーク、皮膚科ネットワークの情報は一切お教えいたしません。命を投げ出すつもりの方だけいい加減な格下転院をなさってください
理由その2は、費用対効果が悪い、意外にお金にならない
リウマチ患者の一人当たりのレセプトは点数が高いのです。それが大きな勘違いなんです。きちんと手間暇を掛けているから高いのです、出来高が高い分、持ち出しも多い。利益としてあまり残らないのが実情です。私もその辺が判らず開業1年目で赤字を大きく膨らませました。
利益がでなくて、急に無くなるのも街の開業医で保健所に届け出も出さずに看板すら出さずに行われているリウマチ専門医による診察です。大学の先生は沢山検査を出しだがる、高い薬も使いたがる、でもそれだと赤字になる、結局外来をこっそり閉じる。安定しない診察では長期的安全は保たれません。だからお勧めしません。
理由その3、その専門医先生は本当に関節リウマチをきちんと診察出来るの?
世の中の多くの内科系リウマチ専門医は関節リウマチの治療方法をあまり知りません。病棟で膠原病の治療をするのは慣れています。私は若い事東京女子医大で関節リウマチを研究しておりましたし、患者さんも沢山診察しておりました。リウマチ整形の分野も勉強しました。恐らくその様な環境に従事している専門医は稀有です。実際長泉町に某大学の偉い先生がアルバイトに来ておりますが、・・・ですよね。
関節リウマチは唯薬を貰えばいい疾患ではないんです。急変したらすぐに対応を受けないと一生を後悔する事になります。それは強く言っておきます
私は目先の医療点数の高さだけでリウマチ科が儲かると勘違いし、その裏で努力をしている我々の苦労を馬鹿にするような仕事をする先生全員を軽蔑します。ただの金儲けの亡者どもが、苦労も知りもしないで、人が大事に管理している患者を食い荒らすな
院長でした
2026年5月18日
顎骨壊死の説明 ~どうしてリウマチ科で説明するのか
ネットの時代になり、医療関係者以外の人も色々な説明を手に入れる事が容易になる時代となりました。一方、妄想、思い込み、知識不足が相まって、拾い記事に一喜一憂する人、妄想・思い込みで文句を言う人、病院に通院しなくなる人が、はっきりいって高齢者で増えました。
私も医師ですが、自分の専門領域外の病気に罹患した事があります。国対本、専門書、ネット記事を理解していても、実際に主治医に質問をすると全然違う回答が返ってくるという経験は何度もあります。法律関係の方や不動産関係、建築関係者の方とお話をしても、ネット記事とは全然異なる解答を貰うなんてことはいつもの事です。それが当たり前だと思っております。ネット記事より専門家の発言の方が正しいのです。当たり前です。
ネットで何でも100%の回答が出て来れるならだれも苦労しません。そして、専門家がネットで検索をするのと、そうでない人が検索するのとでは、ネットも解答が変わる事も、自分自身が身をもって経験しています。
だから、ネット記事に振り回されず、ちゃんと説明を聞いて欲しいのです。
最近あったエピソードを説明します。顎壊死ですね。とあるおばあちゃんは顎骨壊死になるのがどうしても嫌だから、プラリアという製剤をどうしても打ちたくない、と大騒ぎをします。でも、かなり破骨細胞活性が高いので、プラリアの力を借りたいのですが、丁寧に丁寧に説明しましたが、理解しましたと承諾してはワー!!!もう一度説明して納得してもその後ワー!!!を繰り返します。思い込みって本当に怖いですね。
ここで、2005年頃から始まるBP製剤など破骨細胞の活性を低下させる製剤と顎骨壊死を巡る話を記事にさせて下さい。当時研修先でBP製剤と顎骨壊死の関連の症例報告が増えていて、歯科学会で話題のトピックスになっていると医局で小耳に入れました。あれから20年以上経過し、当院に程近くにある人気の歯科医・W歯科医院の院長にも詳しく説明を受けました。W先生の話と、ネット記事、論文の内容を総合して説明すれば、まだ結論が出ていない話題であり、顎骨壊死の頻度自体は恐ろしく低く(1人/数千人~1万人)、原因としては、口腔衛生状態が悪い、勿論BP製剤やプラリアの長期使用、そして高齢である事、その他併用薬剤(ステロイドの事ですね)、糖尿病がある事などが挙げられます。つまり、これらの原因を総合して、数千人から1万人に1人の発症の訳ですから、どれだけBP製剤やプラリアによる発症頻度が低いのか!!!
しかも、まだ発症メカニズムが不明・・・、これを文句を言ってはいけない訳で、未だに大腿骨頭壊死を日常的に診断し順天堂に紹介している私でさえ、難病書類のタイトルが『特発性脱退骨頭壊死症』である事やその事情は良く知っております。『特発性』とは、原因がまだ解明されていないという意味です。つまり、骨疾患のメカニズム解明は本当に難しい訳です。統計的にはステロイドが悪さする事は多くの医師が知っている所なのですが、でも大腿骨頭壊死症でさえ『特発性』。まして、2005年頃から騒がれている顎骨壊死症のメカニズムなど、解明される訳が無いのです。まだまだ新参者扱いです。
で、もう一度戻りましょう、頻度の問題、ステロイドも骨粗鬆症の治療薬も使いこなしている院長のリアルな体験談です。
顎骨壊死・・・自分で診断した人は20数年間の医師人生でただ1人だけ、しかもリウマチだったが、PB製剤、ステロイド、プラリアも未使用。ただ口腔環境が本当に悪い人でした。既往歴でお目にした人がもう1人いた、それだけ。人生でたった2名であり、そちらも軽症でオペを受ける事もなく経過しております。
大腿骨頭壊死症・・・0から1人/年の頻度で診断しています。ステロイドの使用歴(短期使用者も大勢います)、自分がステロイドを投薬している人、他施設で投薬されていた人、過去に投薬されていた人、アルコールを沢山飲んでいる人、喫煙関連、さまざまな人を診断しております。2人以外全員オペを受けました。
顎骨壊死の頻度は実臨床でそれくらい少ないのです。なので、あまり心配せず治療を受けてください。もし、不安がある方がいれば、投薬前、投薬中に歯科で検診を受ける事をお勧めします。
院長でした
2026年5月15日
