静岡県三島市平田にあるいのうえ内科・リウマチ科です。関節炎疾患・膠原病疾患等でお悩みの方はぜひご相談下さい。

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開業10年と2か月が経ち、雑多な話

開業10年と2か月が経ち、雑多な話

2016年から開業をし、今年で10周年となります。

開業時、患者さん達は『リウマチ科』は整形外科だと勘違いし、大勢の腰痛、首の痺れを主訴とされる患者様が大勢来られました。中には新しくオープンしたから受診してみたかったけど、自宅が遠いから通いたくないというミーハーな患者様もいらっしゃいました。都内の大学病院に通院する方も多く、またリウマチという疾患の恐ろしさを理解せず整形外科に通院し、ステロイドと痛み止めのみが処方され、関節痛が改善しないと人工関節置換術を勧められるがまま受けてしまう人だらけでした。

10年間で変わった事・・・この狭い人口の少ない地域に何故がリウマチ専門医がひしめき合うようになりました。そりゃ内科や外科、歯科、眼科の開業医より少ない事でしょう。そもそもリウマチや膠原病という疾患に罹患する人が少ないのですから、患者さんは広範囲から来て頂かないと経営が成り立たない訳です。

私は、自分自身が横浜市郊外、それこそ近所に某大学の附属病院が目と鼻の先に有る所でアルバイトでリウマチ外来を週2回働いていた時の患者さんのイメージで過ごしておりました。患者さん達は私が(実は都内にある膠原病の総合商社と言われる有名エリート医局の医局員だったのですが)何処の誰とも知らない若い女の子先生の外来に、説明が丁寧で腕が良いという理由で大勢の患者さんが通院してくれました。多くの高齢者の患者さんのご家族は、自分の親が私から受けた説明が理解できないと言い、付き添いで来ていただき、納得して親御さんを通院させてくれました。次第に近所の大学病院から大勢の患者さんが私の外来に転医して下さるようになりました・・・

さて、静岡県ではどうだったでしょう。

静岡県の患者さんは、とてもおおらかな人が多いと思います。それは、誉め言葉ではありません。良い事も、悪い所もあるという事です。

80歳以上の高齢者が、免疫抑制剤を用いて治療をする可能性がある診療科に未だに1人で来院されます。若しくは同世代の旦那さん、若しくは奥様を伴って来院されます。お子さんが付き添いで来られても、車で待機で診察室に入ってくださる人はまず少ない。10人いたら9.5人が難聴です。

若い患者さんも大勢来られます。大多数の人達はきちんとした方です。でもけして少なくない人数で、内服をサボります。多くの人達は他院でも治療に満足せず転院されてきた方です。治療を強化しているのに、全然改善しない人は全然内服していない事が多い。それを指摘すると怒鳴り散らして診察室を飛び出す事もある。

そこまででもない大人しい人達も、説明しても目が泳いでいる、説明が終わると、説明と全く関係のない質問をしてくる。資料を渡しても、毎年毎回同じ注意喚起をしても聞いていない。説明の紙は渡しても読まない。仕方が無いのでクイズ形式にして紙を渡して目の前で解答して頂くと、不正解だった人の中には不正解になった事を危惧して通院しなくなる人が居たりする、片手でも余るほどの少人数ですが、治療中に感染症やリウマチ肺が登場すると、豹変して一族郎党でやってきて口汚く罵る、口の聞き方が急に悪くなる付き添いの人がいて、ちゃんと説明しているのに、説明が足りないと駄々をこねる。女性医師だから罵りやすいのでしょう。お里が知れますね。

当院は関節MRIが売りだと説明しているのに、若い女性に集中しておりますが、『それは必要な検査なんですか!!』とブチ切れる人もおります・・・。当院を何だと思っていたんでしょうね。男性の先生にもそんな顔を見せられるの?って思いますよね。

皆さん、本当に最恐です笑

最近、どれだけの患者さんが私の事を腕がいいと信じて下さっているのだろう、と考える事が多くなりました。

悪口を言ってばかりだと誤解されてしまいますが、そんな事はありません。患者さんにはインテリジェンスと経済力の高い方達も大勢いらっしゃいます。友達の友達は皆お友達の様です。皆さん横に繋がっており、大変ありがたく日々感謝をしております。

近所にリウマチ専門医が来たから転院したいという人もおりますが、医師の経歴をみると全然・・・ている方が殆ど。しかも毎週医師がいる訳でもない。生活習慣病の感覚で通院したいのでしょうけど、さて、肺炎になったらどなたが診察してくださるのでしょうね。先の事まで全然考えていないのでしょうね。当院では私がしっかり分析をしているので、極端に感染症発生頻度も少ないし、副作用も少ないのです。同じ医療をよそで受けられると思ってほしく無いですよね。

MTX内服で事足りるのに、メトジェクトを乱用している施設が2件あるようです。そんなものを打っても患者さんは食欲不振が出てきますよね。MTXも注射で投与して、生物学的製剤も注射で処方・・・患者さんは本当に針が痛くないのでしょうかね。そこにイベニティが加わるのでしょうかね。

普段は他の科を主にされているのに、たまたまリウマチ専門医を持っているだけでリウマチ診療なんて全体に務まりません。日本リウマチ学会が専門医数を増やしたくて筆記試験だけで認定していた時期の先生だと思いますけどね。リウマチ診療は診察するポイントが多いので、時間が掛かります。バイトの先生はきっととても頭が良いのでカルテを一瞬みるだけで感染症や副作用の見落としもなく診療する事が出来るのでしょう!!

外にばかり毒を吐いている場合でもなく、良くも悪くもおおらかなのは従業員も同じ事。何度説明しても理解できない癖に、比較的安定した給与休日福利厚生に釣られて応募してくるのは良いけど、実際は・・・な職員が多い。ふるいに掛けて雇用しているのに、結局中にいるスタッフが全く指導をしないからものにならない事も多い。幸い看護師さんには恵まれて、一度説明したら1回で理解して下さり、とてもチームワークが良いので、彼女達にはいつも助られてばかりです。それ以外の職員たちについては、患者様、周辺調剤薬局、医療機関の皆さんに謝らなければならない事ばかりで、本当に申し訳なく思っております。ひとえに私の指導不足のせいです。

それを反省して、10年目から時間があれば院長が電話に出て対応をするようにしました。そのせいで、退屈を持て余した事務員が既に確認済みの事項について患者さんに電話で質問をする珍事態も起きておりますが、しっかり指導します。今まで多数のご迷惑、不愉快なお気持ちをさせてしまい本当に申し訳ありませんでした。なるべく始業時刻に着席して診療をおこなっておりますので、多くの方に来院して頂きたいと思っております。

ざっとですが、要は、10年経過して、やっとリウマチ科内科系が理解され浸透してきたけど、患者さんも医療従事者も医療業種の皆さんも、何かをまだ今一歩理解出来ていない、まだ全然わかって下さっていない、という事です。

リウマチ科は儲かる?いいえ、全然です。手間と時間が掛かります、見入りは多いけど出ていくものも多い。結局フツーです。その辺りを勘違いしている算用が苦手な開業医の皆さん、総合病院系のセンターの経理の方がいつ気が付いてくれるのでしょうか。その辺りが次の10年の地域の課題であり、そこが皆さんに理解されるようになった10年後に当院がまだ地域で1番の指示を頂けるのか、が課題だと思っております。

何卒宜しくお願い致します。

院長

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