静岡県、特に東部は医療後進国である
平成28年4月から三島市に内科とリウマチ科のクリニックを開設致します、井上晴子と申します。
私は沼津市で生まれ育ちました。東京を中心と した関東圏で仕事を学び、帰省したのち自分のクリニックを開設出来る事を嬉しく思っております。
私が沼津市で過ごした当時と現在の静岡県東部の情勢について、30年経っても変わらない事があります。
医療に関しては、
『静岡県、特に東部は医療後進国である』
ということです。
難しい病気になったら伊豆長岡の奥か東京に行かないといけない。どちらにしても一日がかりだ。
順天堂大学付属静岡病院が静岡県東部地域の三次救急を賄い、唯一の特定機能病院と発展した一方、沼津市、三島市市街地の中核型 総合病院は人員不足で沈んでいます。
東部地域の住民は『ちょっとした』買い物をする時に東京に出てしまいます。
同様に『ちょっとした』医療が必要な時も新幹線に乗って東京に出て診療を受けてしまいます。
それは、お金も時間も莫大に掛かるけど、静岡県東部では医療施設の選択肢が『ない』からです。
本当は有りますし、良い診療をされる開業医さんに通院されている方もいらっしいます。しかし、多くの人たちの認識は
「難しい病気になったら伊豆長岡の奥か東京に 行かないといけない。どちらにしても一日がかりだ。」
その『ちょっとした』医療が必要な疾患の一つが、私は『膠原病』だと考えています。
当院は膠原病を中心とするリウマチ科疾患を内科的にアプローチにて精査、治療を行う施設ですが、
内科医が常駐する施設ですので、風邪や一般的な生活習慣病の治療も行っております。地域の皆さまもどうかお気軽にお越しく ださい。
今後とも末永くよろしくお願い致します。